![家庭教師の授業の受け方、復習の仕方を解説します。](https://best-worker0509.com/wp-content/uploads/2024/02/nick-morrison-FHnnjk1Yj7Y-unsplash-1-1024x768.jpg)
この記事では、家庭教師の授業を最大限に活かす方法について説明していきます。
「家庭教師を契約したけど、全然成績が上がらない」
「家庭教師の授業、意味ないんじゃないか」
と悩まれている方には必見の内容になっています。
目次
授業が受け身にならないようにする
まずは授業の受け方について説明します。
家庭教師に限らず、塾でも受け身になってしまうことはよくあります。
しかし、受け身で授業を受けていたら、せっかくの学習の機会を逃しているかもしれません。
次回の授業からでもすぐ実践できる内容なので、取り組めそうなものから始めていきましょう。
分からないところは質問する
授業で最も大事なのは、分からないところがでてきたらその都度質問することです。
重要なのは、「ここの説明、よく分からなかったな」と思ったら、すぐに質問することです。
もしくは授業の最後でもいいので、分からないことはその日中に解消できるようにすることが大切です。
疑問点はその日のうちに解消しておくことで得られるメリットについて説明します。
①なぜそこが分からなかったのか、という記憶が鮮明なうちに解消できる
授業中に疑問点が出てきたら、その記憶が鮮明なうちに質問しちゃいましょう。
その方が担当講師も「さっきの説明のここが分かりづらかったのか」と理解できますし、より理解しやすいように図などを使って説明してくれます。
この疑問点を次の授業に持ち越した場合、どうなるでしょうか。
例えば、授業の最初に「前回の授業のここがよく分からなかったんです」と担当講師に質問したとします。
そしたら、担当講師はすぐ該当箇所を確認し、説明してくれるでしょう。
しかしここで注意してもらいたいのが、質問内容を詳細に説明してくれなければ、前回の授業時と変わらない説明になってしまう可能性があることです。
なぜなら、担当講師は前回自分がどのように説明したのか詳細に覚えていないからです。
「前回の単元の説明がよく分からなかったです」と曖昧な質問だと、前回と同じ内容の説明を繰り返すことになりかねません。
ですので、もし時間があいて質問する場合は、解説や説明の中でどうゆうところが分からなかったのか、を説明してもらえたら、その後の解説がスムーズに行えます。
②復習がしやすい
その日のうちに疑問点を解消しておけば、戸惑うことなく復習ができます。
授業を受けた後、宿題や自習で復習をするときに「さっきの問題のここ、分からなかったな」という疑問点が残っていたら、そのことが頭から離れず集中して取り組むことが難しくなってしまいます。
また、その疑問点を解消していれば解けたはずの問題で再びつまづいてしまうこともあります。
分からない状態が連鎖してしまうという悪循環になります。
なので、復習がしやすくなるという点においても、疑問点はなるべくその日のうちに解消しておくのが良いです。
③聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥
質問するのって、勇気がいりますよね。
そんな時は、
「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」
を思い出してもらえたらと思います。
このことわざの意味は、
「知らないことを尋ねる時は一時的に恥ずかしいと感じるかもしれないが、それを知らないまま過ごすことは一生恥ずかしい思いをすることになるから」という意味です。
つまり、聞くときはその時だけ恥ずかしくなるけど、聞かないまま過ごせば後になって、あの時聞いておけば良かったと思わなくて済む、ということです。
担当講師は質問してくれることは大歓迎ですし、質問を積極的にする生徒はそうじゃない生徒に比べて成績が上がりやすいです。
「こんな簡単なこと、質問していいのかな」と思うような内容でも全然大丈夫です。
どんなささいなことでも「分からない、もっと説明してほしい」と思ったらどんどん質問していきましょう。
それによって理解が深まり、勉強へのモチベーションにも繋がります。
テキストに書かれていないことはメモを取る
授業中、テキストには載ってないけど担当講師が重要だと言っていたことは必ずメモを取っておきましょう!
解き方のコツなど、担当講師の経験で得られる知識はとても貴重です。
ぜひメモに取って問題を解くときに活用していきましょう。
また、担当講師の話した内容だけでなく、授業中に疑問に思ったこともメモするようにしておくと、まとめて質問するときに便利なのでおすすめです。
宿題は取り組むだけで終わらせない、次へ活かす
授業の復習に宿題はとても重要ですが、ただ解いて終わり、になっていませんか?
せっかくなら、宿題を次に活かせるように取り組み方を変えてみてはどうでしょうか。
宿題はテキストを見ながらでOK
宿題はテキストや参考書を見ながら解いて全然OKです。
特に新しい単元を学んだときは、テキストの内容を確認しながら宿題を進めていきましょう。
この時、始めからテキストを見ながらするのに抵抗がある人は、まずは自分の実力試しとして何も見ずに解いても良いです。
その方が授業内容を思い出しながら解くので、より効果的な復習になります。
問題を解いた後は、必ず解説までしっかり読みましょう。
特に間違えた問題や、なんとなく解けた問題の解説は念入りに読みましょう。
この「なんとなく解けた問題」というのは、当てずっぽうでやったら運良く正解した問題です。
まだ理解が浅い可能性があるので、解説を読んで正しい解き方を学びながら次似たような問題に出会った時に解けるようにしておきます。
解説まで読み、分からない所を抽出
解説を読んでいたら、「これってどうゆう意味?」と思うような解説文が必ず出てきます。
分からないところがあればその箇所にマーカーを引いたり、メモを取るようにし、記録に残しておきます。
そして、次回の授業で担当講師に「解説文のどの部分が分からないのか」を言えるように分からない箇所を抽出しておきましょう。
解説文を読まないまま、ただ不正解だったからという理由で担当講師に質問するのはもったいないです。
それだと、解説文の始めから説明しないといけないですし、問題への理解も深まりません。
解説までしっかり読んだ上で、それでも分からないところだけ質問することでピンポイントで疑問を解消できます。
次回の授業の最初に宿題での疑問点を質問する
最後に、宿題の疑問点は授業の最初に質問することです。
家庭教師の授業では、最初に宿題ができているか確認をします。
この時に担当講師から宿題で分からなかったところはなかったどうかを聞かれるかと思います。
なので、質問があればこの時に勇気を出して質問しましょう。
このチャンスを逃してしまうと宿題の内容は理解できているんだな、と担当講師は思ってしまい、そのまま応用問題や次の新しい単元に進んでしまいます。
疑問点を解消できないまま次へ進んでしまうと、理解できない部分が増えて余計に混乱することもあります。
できるだけ疑問点を解消してから次に進めるように、授業の最初に宿題の疑問点を解消しておきましょう。