個別指導

個別指導塾とは

個別指導塾のメリット・デメリットを教えます。

この記事では、個別指導塾について、メリットやデメリットを説明していきます。

筆者も受験生の頃、夏休み~受験前日まで個別指導塾にお世話になりました。

また、大学在学中も個別指導塾で働いていたこともあります。

なので、利用者と講師の両方の視点から個別指導塾について解説していければと思います。

個別指導塾とは

個別指導塾に通ったことがない方に向けて、個別指導塾はどうゆう所かイメージしやすいように説明します。

講師1人につき複数人の生徒を担当する

個別指導塾は、授業1コマで講師1人につき1~3人までの生徒に勉強を教えます。

つまり、完全なマンツーマンの指導ではありません

塾によっては完全なマンツーマンで授業をしてくれるところもありますが、個別指導塾の多くは講師1人につき1~3人までの生徒を同時に受けもち、勉強を教えます。

ただ、他の生徒が休んだ時など運良く講師と生徒が1対1になる場合もあります。

講師は同時に複数の生徒に勉強を教えますが、他の生徒が問題を解いている間に別の生徒に解説をしたりして、生徒全員に勉強を教えられるよう時間配分を考えながら授業を進めています。

他の生徒がいる環境で勉強する

塾なので、他の生徒と一緒に勉強します。

学校の教室を1/5ほどにした感じをイメージしてもらえたらと思います。

他の生徒はいますが、学校と違い一人一人に個別のスペースが与えられ、勉強内容もその生徒に合ったものを取り扱います。

なので、学校の教室に比べて一人で勉強に集中しやすい環境です。

塾指定の教材を使う

個別指導塾指定の教材を新たに購入します。

学校の教材で足りない部分を塾指定の教材で補うために購入してもらうからです。

生徒の現在の学力や志望校のレベルに合わせて教材を紹介されるので、お子さんに合いそうな教材があれば購入するのも良いでしょう。

メリット

では、個別指導塾のメリットについて説明します。

マンツーマンに近い形で勉強を教えてもらえる

個別指導塾はマンツーマンに近い形で勉強を教えてもらえます。

先ほども説明した通り、講師1人つき同時に生徒は最大3人まで勉強を教え、

他の生徒が問題を解いている間に別の生徒に解説を行うため、ほぼマンツーマンに近い状態になります。

分からないところがあればすぐに質問できますし、生徒一人一人に合った学習プランも提案してくれます。

また生徒のペースに合わせて授業を進めるため、自分に合ったペースで勉強することができます。

塾が所有している教材やコピー機を自由に使える

個別指導塾で所有している教材や辞書、コピー機を自由に使えるのは大きなメリットです。

なぜなら、気になる教材があれば塾で借りて教材の内容を確認でき、わざわざ追加で教材を買う必要がないからです。

特に過去問は塾にあればぜひ活用しましょう。

最新版がなくても、10年より前の過去問でなければ積極的に活用していくのをおすすめします。

過去問はできるだけ多く解いて問題に慣れる必要がありますし、もし過去問で分からないところがあれば講師に質問することもできます。

また、コピー機については塾で使用できる場合は、間違えた問題を印刷するのに活用できます。

間違えた問題は印刷し、ノートに貼ることで自分だけのオリジナル問題集を作ることができます。

このオリジナル問題集は自分が過去に間違えた問題だけを残したものなので、テスト前にそのノートにある問題だけ解くだけでテスト対策ができます。

自習ができる

家以外だと集中して勉強できないなら、塾の自習室を使うのをおすすめします。

個別指導塾の多くは自習室があります。

自習室専用の部屋はなくても、空いている席なら自由に使ってもいいという塾もあります。

塾にいる間だけ勉強して家に帰ったら好きなことをする、というメリハリをつけて勉強することができます。

また、自習中に疑問点がでてきたら、手があいている講師に質問できます。

デメリット

次に、個別指導塾のデメリットについて説明します。

一人の生徒に割ける時間が少ない

ほぼマンツーマン指導ですが、講師1人つき3人まで同時に勉強を教えるため、必然的に一人の生徒に割ける時間が少なくなります。

問題を解いている様子までみることができないんです。

その時間は他の生徒に解説をしたり、調べたりしているからです。

問題を解いている最中に、手が止まっていたりしても講師は気づくことができません。

その最中に講師が適度にちゃんと問題を解き進められているか確認できれば、生徒がどこでつまづきやすいか把握することができますが、個別指導塾だとそれをするのが難しいです。

また他の生徒への解説が予定より長引きそうな場合は、他の生徒に次の問題に取りかかるように指示することもあり、結果として指導に偏りが出てくることもあります。

質問しづらい

人によっては塾で質問がしづらいと感じることもあります。

他の生徒がいる状況で、質問するのを躊躇してしまう生徒もいます。

比較的、学校や集団塾よりは個別のスペースで勉強できるため、質問はしやすい環境ではありますが、近くで勉強している他の生徒に質問内容を聞かれてしまいます。

そうゆうのが気になる人にとってはデメリットになるかと思います。

相談しづらい

質問しづらいと似ていますが、担当講師に個人的な悩みを相談するのが難しい環境でもあります。

例えば、自習の仕方や勉強しているのに成績が伸びない、といった悩みをしたくても他の生徒がいる状況で相談するのはためらってしまいます。

他の生徒に相談内容を聞かれてしまう可能性が高いからです。

どうしても相談したいことがある場合は、別室で相談を聞いてくれないかを一度塾に問い合わせしてみるのもいいと思います。

ただ、地方の小さい個別指導塾だと、部屋がなくてできない場合があります。

個別指導塾が合う生徒のタイプ

個別指導塾を利用するのにぴったりな生徒のタイプについて解説します。

当てはまれば、個別指導塾を検討してもいいかもしれません。

自分のペースで勉強したい

個別指導塾は生徒一人一人に合った学習を提供するので、自分のペースで勉強したい人にとっては最適な環境です。

使う教材や問題のレベルまで、その生徒に合ったものを使用し勉強を教えてくれます。

学校や集団塾のように皆同じペースで同じ単元を学習するというスタイルではなく、生徒のペースに講師が合わせるような形で授業を行います。

問題を速く解くように急かすことはありません。

理解が浅い単元は生徒が理解できたと思うまで、繰り返し教えます。

分からないところをしっかり教えてほしい

個別指導塾なので、分からない問題だけ教えてもらうことも可能です。

授業1コマを使って、塾の教材だけでなく学校の教材やテスト問題など分からない問題だけ解説してもらえます。

この時、生徒が良ければ新しい単元の学習はせず、ひたすら今まで学習した単元の復習を行うこともあります。

自分で勉強ができるタイプのお子さんなら、新しい単元の学習は学校でできるから疑問点だけ塾で対策したいと考える人も多いです。

個別指導塾なら、そのような要望にも対応できるため、生徒に合わせた授業をすることができるのです。

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