個別指導

社会人と学生、どっちの家庭教師が良い?

家庭教師は社会人と学生、どちらがいいでしょうか?その悩みにお答えします。

家庭教師を雇いたいけど、社会人と学生、どちらの家庭教師がいいのか。

悩まれたことはないでしょうか?

「学生はアルバイトだから信用できない」

「社会人だから安心」

そう思われている方も少なくないのではないでしょうか?

今回は、学生時代にアルバイトとして家庭教師をしていた筆者が学生と社会人の家庭教師について、説明していきたいと思います。

それぞれ、メリット・デメリットがありますので、それを踏まえた上でお子さんに合った家庭教師を選んでいただければ幸いです。

社会人と学生のそれぞれの働き方

学生と社会人で一番大きな違いは働き方です。

学生はアルバイトとして働いている

学生の家庭教師はアルバイトとして勤務しています。

大学の授業の後や休みの日にシフトを組んでいることが多いです。

特に理系の学生は大学の授業や課題が多いので、短時間で効率よくお金を稼ぐために家庭教師を選ぶ学生が多いです。

社会人は本業または副業として働いている

社会人になると、学生とはうって変わって本業として働いている人と、副業として働いている人の2パターンがあります。

本業の家庭教師は所属する会社ごとに規定された家庭教師の試験を受け合格すると、プロ家庭教師として働けることもあるようです。

まさに教えることの達人といってもいいでしょう。

副業、いわゆるアルバイトとして働いている人もいます。

最近では、家事の空き時間に家庭教師をしている主婦の方もいるそうです。

学生の家庭教師:メリットとは

それでは、以降のトピックでは学生と社会人のメリット、デメリットについて詳しく説明してきます。

まずは学生の家庭教師のメリットから、どうぞ!

受験の体験談が最新で参考になる

学生の一番の強みは受験の体験談が最新だということです。

大学生なら数年前は受験生でしたから、自分がどのように受験生活を送ってきたかを知ることができるのは大きなメリットになります。

その中で、勉強法や部活の両立の仕方はもちろん参考になりますが、筆者が是非参考にしてほしいと思うのは、受験勉強を振り返って失敗だったと思う体験についてです。

成功談は世の中に腐るほどあふれかえっていますが、失敗談は失敗した本人が話したがらないのもあってか、なかなか聞く機会がないのでは思います。

なので、学生の家庭教師ならそういった直近の体験談が聞けるので、非常に参考になると思います。

この話を聞くことは、「自分も同じことやろうとしてた」「その方法やと合格まで遠回りになってしまうんや」ということが理解できるチャンスになります。

自分で考えて勉強を進める、というのは素晴らしいことですが、視野が少し狭くなってしまい自分のやり方に固執してしまう可能性があります。

自分よりも一足先に受験を終えた人の話を参考にすることで、有益な情報が得られ受験勉強が捗るかもしれません。

相談がしやすい

学生のもう一つの強みは生徒と近い年齢だからこそ学業以外の相談もしやすいことです。

友達に相談するにはちょっと躊躇してしまうような悩みってありませんか?

ましてや、親や学校の先生はもっと相談しづらい。

例えば、「本当はもっと上の志望校を目指したいけど、友達や親に言ったら馬鹿にされそう」というような悩み。

そんな悩みはちょっと年上で勉強が得意な学生の家庭教師になら、受験生特有の悩みも理解できるので良い相談相手になります。

何より親のエゴや友達からの嫌みを気にすることなく、話を聞いてもらえます

また、家庭教師も受験を経験しているので受験の悩みについて誰よりも理解し、生徒に寄り添ってアドバイスをくれます。

社会人の家庭教師:メリットとは

社会人の家庭教師のメリットについて説明します。

学生と何が違うのか。

その点について掘り下げながらお話しします。

報連相がしっかりしている

社会人の基本「報連相を当たり前にできる」というのが一番の強みです。

社会人と聞いて、誰しもこう思うはずです。

「社会人なら報連相ができて当たり前」と。

でも、これが保護者からの信頼に大きく影響してくるんです。

第一印象の時点で「社会人」というワードでかなり印象が良くなるからなんです。

多くの保護者も会社に勤めたりして、「社会人とはこうゆうこと(報連相・挨拶など)が当たり前にできる人だ」というイメージができあがっているので、基本的には悪い印象を抱く人は少ないです。

逆に学生だと「大丈夫かしら」と心配される保護者もいらっしゃいます。

なので社会経験があるというのは、それだけ信頼関係を築く上で有利になるといえます。

指導歴が長い

社会人の家庭教師は指導歴が長く、経験も豊富です。

本業で家庭教師をしている人ならもちろんですが、副業で家庭教師をしている人も学生時代や前職で学習指導をしたことがある人が多いので、指導歴は学生より長くなります。

指導歴が長くなると、「この生徒ならどの教材で、どう進めるか」が分かるようになります。

つまり、その生徒だけに合ったオリジナルの授業ができるのです。

これは家庭教師の小手先のテクニックでどうにかなることなく、多くの生徒を見てきた中で培われた経験則でできることです。

社会経験を元にアドバイスができる

社会人だからこそ学生とは違った視点でアドバイスができます

学生だと学生同士でのコミュティがほとんどなので、どちらかというと自分の体験談や学生ならでは視点に基づいて話してしまうことが多いです。

でも社会人なら上司、部下、顧客といった多くの社会人と関わるため、主観的というよりむしろ「相手が自分に何を求めているのか」といった客観的な視点で仕事をしています。

よって、生徒が何を求めているのか、どうしてほしいのかを把握する能力に長けています。

学習に関する相談はもちろん、人間関係や将来の夢についても客観的なアドバイスできます。

特に将来の仕事に関しては実際に社会で働いている人から話を聞けるので、将来自分がしたい仕事や選択の幅が広がると思います。


学生の家庭教師:デメリットとは

ここでは、デメリットについて説明していきます。

主に筆者がアルバイトをしていた中で「こうゆう人がいて困った」と体験にもとに話していきます。

報連相ができない

報連相が守れない学生は残念ですが一定数います。

特に授業のドタキャン、連絡なしのキャンセルは最悪ですよね。

筆者も急に他の担当の講師がドタキャンして代わりに派遣されたことが何度かあります。

ほとんどの学生アルバイトの人は真面目に働いていますが、中にはこうゆう人もいることは知っておいた方がいいです。

また、あまりにひどいようなら家庭教師の会社に相談することをおすすめします。

生徒と友達になってしまう

これは期間限定で塾講師をしていた時に見かけたことですが、

生徒との距離が異常に近い講師がいました。

まるで友達同士かのように。

生徒への言葉遣いもタメ口で、講師と生徒の垣根がないような授業をしてました。

これは難しい問題で、生徒が楽しんで授業を受けているからOKという場合もありますし、生徒はよくても保護者から見ると心配になる場合があります。

筆者が思うに、いくら生徒と講師の相性が良くても、その垣根を越えて友達のようなフラットな関係性になってしまうのはよろしくないと思います。

学生の講師と生徒は年も近く、雑談での話も合うでしょうから仲良くなることは自然だと思います。

しかしその関係が続いてしまうと、生徒は講師からの忠告や注意を真に受けなくなる可能性があります。

仲がいいゆえに、生徒は冗談だと受け取ってしまうことがあるからです。

社会人の家庭教師:デメリットとは

最後に社会人の家庭教師デメリットを一つお話しします。

予定の融通がきかない

副業で家庭教師をしている人は授業の予定変更がしづらいです。

平日は会社勤めで、急な残業がある場合もあります。

休日も他の担当生徒や予定があれば授業変更に応じるのは難しいです。

学生だと長期休みや授業の空きコマの時間など、時間に余裕があり授業の予定変更は比較的しやすいです。


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